小米技術日本株式会社より超大型4Kディスプレイのチューナーレススマートテレビ「Xiaomi TV Max 100 2025」を10月10日(木)より発売開始されました。
そこで仕様を確認して、店舗や施設で使えるか確認してみましょう。
輝度と視認性
特徴は以下の様な仕様です。
- 輝度 約700ニット(nits)
- 視野角178°(H)/178°(V)
- 100インチの4K UHDディスプレイ
- 量子ドット(QLED)技術により10億色以上の表現が可能
※量子ドット(QLED)技術とは? - DCI-P3 94%の広色域をカバー
- 144Hzの高リフレッシュレートに対応
これは一般的な家庭用テレビとしては十分な輝度ですが、商業用のデジタルサイネージとして使用する場合、特に屋外や強い照明のある場所では、視認性が低下する可能性があります。デジタルサイネージ用ディスプレイは、屋外用で1000ニット以上の輝度を持つことが一般的です。
屋内でのサイネージ用途であれば、700ニットでも問題ないことが多いですが、周囲の環境や設置場所に応じて考慮が必要です。
また視野角178°(H)/178°(V)はデジタルサイネージで一般的な仕様ですので、
問題無さそうです。
- Q量子ドット(QLED)って何?
- A
量子ドット(Quantum Dot)技術は、ディスプレイの色彩を向上させるために使用される革新的な技術です。この技術は、ナノメートルサイズの半導体粒子である量子ドットを用いて、光の知覚を変換することで、より広い色域と高い輝度を提供します。
- Q144Hzの高リフレッシュレートって他社と比べて良いの?
- A
飛びぬけて差別化されませんが、ゲームや4K動画を流す場合に
大きく違いが出てきます。
耐久性
24時間稼働が必要なデジタルサイネージとして使うと過熱や寿命の短縮のリスクがあります。またサイネージディスプレイは全方位から見やすい様に角にもバックLEDを組み込んでいます。静止画像を長時間表示される場合、焼き付きの可能性があります。
結論としては、利用状況に応じて駅等の公共機関や長時間開けている店舗で運用する必要がある場合には、注意が必要となります。
ソフトウェア対応
デジタルサイネージのシステムは、しばしば専用のコンテンツ管理システム(CMS)を使用します。Xiaomi Redmi Max TVにはそうしたCMSとの互換性があるか、あるいは追加のハードウェアやソフトウェアが必要かどうかを確認する必要があります。
電力消費とコスト
100インチの大画面テレビは電力消費が高いため、長時間使用する場合にはランニングコストが増加する可能性があります。商業用のサイネージディスプレイはエネルギー効率が高いものも多いので、コスト面を考慮する必要があります。
設置の自由度
Xiaomi Redmi Max TVは大型の100インチディスプレイなので、通常の壁掛けやスタンドなど設置方法が制限される場合があります。商業施設や公共スペースでの設置には専門の業者等のサポートが必要となる場合があります。
結論
画面を大きくすることで、一般消費者には大きなインパクトを与える事は間違いなしです。ただ耐久性には疑問が残るので、上手に使う事で長く使えそうな感じです。
具体的には病院、e-sports、レンタルスペース、会議室、スポーツバーは相性良さそうですね。
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